昨今、再度ブームとなってきた糖質制限
糖質制限ダイエットをして、自分の望む体重や体型までいった方もいるはずだ。
そのやり方は様々な本で触れられているが、ダイエットに成功しても体調が悪るというケースもある。
この記事は糖質制限でダイエットに成功はしたんだけど、なんか調子がわるいという方向けの記事だ。
その中でも糖質制限不調の症状は大きくわけて3つ。
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Contents
なんか元気がでない
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リバウンドが怖いからあまり食べられない。
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便通が悪い(1週間に1、2度しか便通がない)
これらは特に厳密にやる方ほど、はまりやすい糖質制限ダイエット成功後の罠である。
そもそも私も糖質制限ダイエットを世界で初めて大流行させたアトキンス式
(1日50g以下の炭水化物による程糖質ダイエット)の全盛期である2003-2004年頃
糖質制限を何回かにわけて実践して、成功と失敗を繰り返し、
10年かかってようやく継続的にうまくいきはじめた筆者が、
今回はこれらに対する簡単な対策を書いていこうと思う。
1-1.なんか元気がでない
これは簡単にいうと、エネルギー不足だ。糖質制限をやるとカロリー神話というのがダイエットにおいて
いかに不適切か学ぶのでおざなりになるが、そもそも物質はエネルギー(熱量)がある。
すごく簡単にいうと、発電所なんかをイメージしてもらえばわかると思うが、仮に風力発電をしているとして
風があまりなくて風車がないと発電量は少なくなる。あなたの体にもそれが起こっている、つまりエネルギーが足りてない状況だ。
なので対策は簡単。もう少しエネルギーをとる(食べる)ということである。
じゃあ何をどのくらい食べればいいのですか?という話になると思うが、後述するが
ある程度のラインはあるが正直、人によって様々というのが本当のところだ。
そこでおすすめのやり方は2つ紹介しよう。
- なぜ太るのか痩せるのかというダイエットの原理や身体に起こる変化の原理から学ぶ
- 身体をつかって実験する
1-1なぜ太るのか痩せるのかというダイエットの原理や身体に起こる変化の原理から学ぶ
何をどうやって食べたらいいかわからないというのは基本的なダイエットの背景
(なぜ痩せるのか、太るのか)などの適切な知識が不足しているから不安になる。
具体的なやり方を突き詰めてダイエットをやった方はこうなる。
ここらへんで原理を学ぶ時がきたということだ。
何冊か糖質制限やカロリー制限の本などのダイエット本をよめば体型的に理解できる。
しかしそういった原理にアレルギーがある方もいると思うし、原理は原理、身体のことは
完全に解明されていないのである程度のことまでしかわからないので
もうひとつの方法を個人的にはおすすめする。
1-2身体をつかって実験する
どういうことかというと小学校の科学の実験ようにどういうものをどのくらいの量食べたら体重がどうなるか?ということを身体で実験して、計測してみるということだ。
自宅で測る体脂肪計のほとんどは、不正確というのがデータからわかっているので
この際は体重という単位で計測してみよう。
朝と夜の体重を計測し、食べたものや量を記載して体重の変化がどうなるか?をノートに記載していく。
ただし大事なのは1日で一喜一憂せずに、ある程度ダイエットがうまくいったあとは3日から1週間くらいの単位で考えることが大事だ。
正直1日である程度食べ過ぎたとして、体内の水分量が増えるだけで脂肪量は変動させることは難しい。
実験の中で、1日単位で体重が増えることがあるかもしれないが、3日くらい立つとまた元にもどっているというようなこともわかると思う。
なので、ここで大切なのはきちんと記録に残す(体重、食べたもの、量)が大切なのだ。
実はこの上記の方法で、2.リバウンドが怖いからあまり食べられない、も同様に解決できることはおわかりになると思う。
しかし3の便通が悪いだけは別である。こういった場合は、ほとんどの場合ディスバイオーシスという状況になっている。日本では、まだ広まっていないためほとんど聞いたことがない言葉かもしれないが、身体のとある部分が不調になっているという状況だ。
それはどこか?
腸である。
腸内細菌の不調なのだ。
腸内フローラなんていう言葉を聞いたことがあるかもしれないが、簡単にいうと腸内フローラの状況が芳しくないのである。
ほとんどの糖質制限本には書いていないのであるが、この腸はとても重要だ。生物の歴史を振り返ると
脳より腸の方が先にできているくらい大事な臓器なのだ。
そんなの知っている
ヨーグルトを食べている、オリゴ糖をとっているんだけど、、、
という方もいるかもしれないが
腸や腸内細菌は最近になって研究が進んできた分野のため、それが少し古い知識と
なっていることに気づかないケースも多い。
腸の話になると、長くなるので次回では、続きとして
【食】厳密な糖質制限で便通が悪くなった方への処方箋
ということで、腸と腸内最近について書いてみようと思う。